• 2月 10, 2026
  • 1月 12, 2026

【貧血を指摘されたら?】津市で健康診断の「貧血」を指摘された方へ|原因と治療法を救急医が解説|津かわもと救急・内科クリニック

1. 健康診断でわかる「貧血」の定義と主な症状

貧血とは、血液中のヘモグロビン(血色素)濃度が低下し、全身へ酸素を運ぶ能力が不足した状態です。

  • 主な症状: 動悸、息切れ、疲れやすさ、めまい、立ちくらみ
  • 注意点: 体が徐々に慣れてしまい、自分では「少し疲れやすいだけ」と見逃してしまうケースも多々あります。

2. 貧血の原因を3つに分類して診断する

臨床現場では、貧血を以下の3つのパターンに分類し、原因を特定します。これは国際的なガイドライン(British Society of Gastroenterology 2021, ACG 2020)でも推奨されている診断プロセスです。

  1. 造血材料の不足: 鉄、ビタミンB12、葉酸などの不足
  2. 出血による喪失: 消化管出血(胃がん・大腸がん等)、月経(過多月経)
  3. 慢性疾患・骨髄疾患: 腎不全や血液疾患など

3. 最も多い「鉄欠乏性貧血」と、高齢者における注意点

外来で最も多いのは、体に蓄えられた鉄分が不足する鉄欠乏性貧血です。

  • 若年層・女性: 月経による鉄分喪失が主な原因です。
  • 高齢の方: 最も注意が必要なのは「消化管出血」です。がんなどの悪性腫瘍が隠れている可能性があるため、ガイドラインでも上部・下部内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)が強く推奨されています。

※当院では必要に応じて、近隣の内視鏡専門医療機関へ迅速に紹介を行う連携体制を整えています。

4. 鉄剤治療のポイント:副作用(胃もたれ・吐き気)への対策

若年の方で原因がはっきりしている場合、まずは鉄剤の内服治療を行います。通常、2〜4週間でヘモグロビン値が改善し、数ヶ月で貯蔵鉄(フェリチン)が回復します。

しかし、鉄剤には「胃が気持ち悪い」「便秘になる」といった副作用がつきものです。当院では最新の知見(Haematologica 2017)に基づき、以下の工夫で治療継続をサポートします。

  • 少量からの開始
  • 隔日投与(2日に1回): 近年の研究で、毎日飲むより吸収効率が良い場合があることが示唆されています。
  • 胃に優しい製剤への変更

5. 津市で健康診断の再検査・相談なら当院へ

「健康診断で貧血と書かれたが、どうすればいいか」という患者様はぜひ来院してご相談ください。

  • 再検査の必要性の判断
  • 内視鏡検査が必要かどうかの見極め(必要に応じて近位での検査をおすすめします)
  • 適切な治療薬の選択と副作用対策

まとめ

  1. 貧血は「原因を突き止めること」が最も重要です。
  2. 鉄欠乏性貧血が最多ですが、高齢者の場合は消化管の精密検査を検討します。
  3. 若年層は鉄剤治療が有効ですが、副作用対策も可能です。
  4. 放置せず、早めに内科を受診しましょう。

【津かわもと救急・内科クリニックの特徴】

  • 健康診断の異常値(貧血、高コレステロール、尿酸、血糖値)の総合相談
  • 専門医療機関・内視鏡施設への迅速な紹介
  • 土日診療を行っているため、平日働いていらして来院が忙しい方も受診しやすい体制をとっています。まず当院に来院していただき、その後必要に応じて専門医の受診に誘導しています。

津かわもと救急・内科クリニック 準備中 ホームページ