睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる病気で、全身の健康に大きな影響を与えます。
特に集中治療後には、睡眠時無呼吸が悪化することが報告されています。
睡眠時無呼吸症候群が関連する主なリスク
高血圧、脳卒中、糖尿病、うつ病、心臓突然死との関連が報告されています。
さらに、日中の強い眠気によって、仕事や日常生活でのパフォーマンス低下・交通事故リスク増加にもつながります。
当院がSAS診療に力を入れる理由
私は長年、集中治療室(ICU)で重症患者さんを診療してきました。近年、集中治療後の患者さんの睡眠時無呼吸症候群が悪化することが明らかになり、再び健康を損なうリスクが高まる現実を数多く目にしてきました。
こうした背景から、当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を積極的に推進し、患者さんの将来の健康リスクを少しでも下げることを目指しています。
検査と治療の流れ
- 自宅でできる簡易睡眠検査
- 必要に応じた精密検査(PSG)
- CPAP療法や生活習慣改善指導
放置せず、ぜひ当院で検査・治療を受けましょう。
早期の診断と治療が、未来の健康を守ります。