救急車に道を譲るのと同様に、命を優先する医療へ

救急車に道を譲るのと同様に、命を優先する医療へ

当院では、夜間・休日等の診療において、医療の安全性と公平性を確保するため「院内トリアージ」を実施しております。
来院された患者さんの緊急度・重症度を医学的に評価し、受付順ではなく、緊急性の高い患者さんを優先して診療を行う仕組みです。

院内トリアージの考え方

救急車が道を通るとき、皆様は自分の車を横にどけて、救急車を優先されると思います。
あれも、社会全体で行う広い意味での「トリアージ(優先順位の決定)」の一つです。
「今、最も医療を必要としている人を優先する」
当院においても、医師・看護師が医学的なトリアージを行い、優先順位の高い患者さんを見極めます。待合室の皆様がその判断にご協力(譲り合い)くださることで、私たちはより多くの患者さんに、適切な医療を適切なタイミングで提供することが可能になります。
すべての患者さんの安全を守るための運用に、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

津かわもと救急・内科クリニック 
院長 川本 英嗣

1. 実施概要

ご来院時、医師または救急医療の経験を有する看護師が、患者さんの症状やバイタルサイン(血圧・脈拍・呼吸状態・意識レベル等)をもとにトリアージ(緊急度の判定)を行います。

【対象日時】

  • 平日:18:00以降
  • 土曜:12:00以降
  • 日曜日:終日

※ 急病による受診(初診)が対象です。慢性疾患等の内科の定期受診・継続診療には適応されません。

2. 緊急度判定基準と再評価

当院では緊急度判定支援システム「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」を参考に、以下の5段階で判定を行います。
また、待機中の状態変化を見逃さないよう、緊急度に応じて定期的に再評価(状態確認)を実施します。

緊急度レベル 状態の目安と具体例 再評価の目安
レベル1(蘇生) 生命の危険が切迫しており、直ちに治療が必要な状態
(例:意識がない、呼吸をしていない、脈が触れない、全身のけいれんが止まらない、顔面蒼白で冷や汗をかいている 等)
継続監視
レベル2(緊急) 迅速な治療が必要で、対応が遅れると重篤化する状態
(例:激しい呼吸困難、突然の激しい胸痛・頭痛、呼びかけへの反応が鈍い、広範囲のやけど、吐血 等)
約15分ごと
レベル3(準緊急) 強い症状があり、一定時間以内の診療が必要な状態
(例:歩けるが強い腹痛や腰痛がある、ぜんそく発作、繰り返す嘔吐、骨折の疑い、高熱でふらつきがある 等)
約30分ごと
レベル4(低緊急) 緊急性は低いが、適切な診療が必要な状態
(例:発熱や咳はあるが会話や食事はできる、のどの痛み、排尿時の痛み、軽い切り傷・すり傷 等)
約60分ごと
レベル5(非緊急) 緊急性が低く、全身状態が安定している状態
(例:花粉症による鼻閉、数日前からの軽い風邪症状)
約120分ごと

3. 受診の流れ

  1. 来院・受付
  2. トリアージ実施(看護師による問診・バイタル測定)
  3. 待機・再評価(診察までの間、定期的に状態を確認します)
  4. 診察・検査・処置(緊急度の高い方から優先してご案内します)

【ご注意ください】
待合室で待機中に症状が変化した場合(痛みの増強、気分の悪化など)は、直ちにスタッフへお知らせください。再度トリアージを行います。

4. 院内トリアージ実施料について

トリアージ実施にあたり、「院内トリアージ実施料」を算定いたします。

  • 点数:300点
  • 自己負担額の目安(3割負担):900円
    • 診察・検査・処置等の費用とは別に発生します。
    • 保険証の種類や公費負担医療制度により、自己負担額は異なる場合があります。